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菅原整形外科 〒270-2221 千葉県松戸市紙敷458
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整形外科医として、これまでたくさんの患者さんに接してきました。そのうちかなりの方が関節の痛み、中でも膝の痛みを訴えておられます。膝の関節は、他の関節に比べ体重がかかりやすく負担が大きいので、病気を発症しがちな部位といえます。
こうした膝の痛みは、「変形性関節症」によるものがほとんどです。変形性関節症とは、関節の内部でクッションの役割をしている軟骨がすり減ってしまうことにより、骨と骨とが直接こすれ合うために炎症が起き、痛みが生じたり水がたまったりする関節炎のことです。膝以外でも、指やひじ、腰や股などといった関節で起きます。早い人だと三、四〇代で発症することもあります。
人間が健康的に暮らしていけるために基本となるのは、やはり日常の何げない動作、たとえば横になったり座ったり、立ち上がったり歩いたり、などが支障なく行なえることではないでしょうか。何らかの原因でこういった基本的な動作が困難な状態が長く続くとすれば、生活の上で不自由なばかりでなく、時として他の重大な病気を誘発する場合もあるからです。
そうした意味においても、その症状が悪化すれば関節が変形し、遂には歩行困難となるケースもあり得る変形性関節症は、たかが関節の痛みと軽視しては危険な病気なのです。
変形性関節症の治療法としては現在、痛み止めの服用や理学療法、外科手術などがあります。しかし、いずれも一時の症状を軽減する対症療法というのが実状です。
こうした状況のもと、膝が気になる人への切り札として大きな注目を浴びているのが、「グルコサミン」です。グルコサミンは、私たち人間や動物の体内で合成されている天然の成分ですが、工業的には、エビやカニなどの甲殻類の殻に含まれているキチンを原料として製造されています。
飲むだけで、膝の不安を解消するという画期的な効能をもつグルコサミンは、ヨーロッパにおいては医薬品として以前から使用されてきましたが、どういうわけか、わが国では、ほとんどその名は知られていませんでした。グルコサミンの本格的な研究・開発がわが国で始まったのは、数年前のことです。
私がグルコサミンを初めて知ったのは、平成九年のことです。当時、勤務していた順天堂大学付属病院で行なわれた臨床試験に参加したことが、きっかけでした。
この臨床試験では、外来の患者さんに協力していただき、八週間にわたりグルコサミンを飲んでもらいました。グルコサミンの効果について、最初のうちはかなり懐疑的な私でしたが、試験の終了後にたくさんの患者さんから「良くなってきているので、グルコサミンを飲み続けたい」との、予想外のご要望があり、その効果の大きさを確信するようになりました。
その後、開院した現在の医院において、診察用につくったオリジナルのグルコサミンと理学療法との併用により治療にあたっています。患者さんからは、調子がよくなったと好評を得ています。とはいっても、もちろんグルコサミンは万能薬ではありませんから、効果の出方にも個人差がありますし、これだけを飲んでいれば病気が治るというわけでもありません。医師の治療をきちんと受けながら、グルコサミンを併用するのがベストでしょう。
また、最近の研究により、グルコサミンは膝の不安を解消するだけでなく、シワやたるみといった肌の不安や、さらには血液の流れなどにも影響があることが徐々に明らかになってきました。今後、より研究が進めば、他にももっとたくさんのすぐれた効能が発見されることでしょう。
グルコサミンは、いま最も注目されているサプリメント(栄養補助食品)のひとつです。
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