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前回では”整形外科とは何ぞや”というお話をいたしました。
今回は、整形外科とよく似ていてよく分からない”形成外科”の違いをお話します。
よく美容整形とか美容整形外科という言葉を耳にしますが、医学的にはこれらの言葉は存在しません。美容ということは、容姿とか外見ということが前提ですから、体の中に埋もれた骨・筋肉・神経を扱う整形外科とくっつけることに無理があります。つまり、人の視線が気になる場所を外科的に(手術をして)人の視線が気にならないようにするのが形成外科です。ですから、美・醜を伴うことがしばしばあります。
形成外科的手術でよく知られているものには、豊胸術(胸を大きくする)・隆鼻術(鼻を高くする)などの他に、二重まぶたにしたり目じりのシワをとったりするものがありますが、元来細かい作業が多いため最近では体の非常に細かい血管同士をつなぎ合わせる手術も形成外科でよく行なわれます。
ですから、最近では、悪性腫瘍(しゅよう:ガンなどの悪いできもの)を取り除いた後、大きく組織がなくなってしまったところに自分の体の一部をもってきて血管をつなぎ合わせて、ほぼ元の状態にするということが形成外科医の手によって行なわれます。
繰り返しますが、美容上の”形成手術”は存在しますが、”整形手術”は存在しません。
次回は、整形外科とリハビリテーションについてお話いたします。
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