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 手を頻繁に使うスポーツには、やはり手のトラブルがよく起こります。その中に、指が引っかかってしまって伸びない、あるいは曲がらないという症状で、”ばね指“と呼ばれるものがあります。指には”腱(けん)“というひもがあり、それが引き込まれることにより指が曲がり、引き出されることにより指は伸びます。その腱は曲げ伸ばしの際に効率よく力を伝えるトンネルを通ります。そのトンネルを腱鞘(けんしょう)といいます(図1)。ちょうどリールがついた釣りざおで釣り糸を巻き取る時に、さお先から手元までにいくつか金属の輪の間を釣り糸が通るのと同じことです。腱は指の曲げ伸ばしに伴い、1日のうちに何度も何度もこのトンネルの中を往復します。その結果、摩擦により腱そのものが腫れたり、あるいはトンネルである腱鞘が腫れて通り道が狭くなる状態になり、あまりに通りにくくなって引っかかることを”ばね指“といいます(図2)。

 治療は、まず安静です。手を使う頻度が少なくなるだけで、かなり症状は軽減します。が、現実的にはなかなか手というのは安静を保つことができません。痛みが強い、日常生活に支障を来たすという場合は、局所麻酔薬に少量の副腎皮質ステロイドを混ぜたものをトンネル内に注射をします。実はこれが痛い!!ただし副腎皮質ステロイドホルモンには腱を弱くする働きもあるため、注射は3回ないし4回ぐらいにとどめたいものです。これでもダメな場合・・・・。手術です。実は私、3年前にこの手術を受けました。それほど熱心にゴルフをしたわけではありませんが、いきなりなってしまいました。様子を見ていると、確かにまったく症状がなくなる時期もありました。が、1年待っても良くならず、というより初めよりも悪化傾向が明らかで、おまけに昼寝中にひっかかって曲がったままの指を娘にひっぱられ、あまりの痛さに手術を決心しました(同業の、誰にやってもらうかがかなりの難問でしたが・・)。術後は至って順調で、もういくら指を使ってもひっかかるどころか痛くなることもありません。ただし、ほんの1.5センチの傷ですが、術後2ヶ月はドライバーが打てませんでした!
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