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ゴルフではしばしば肘の痛みをともないます。一般に、親指側(手のひらを上に向けた時の外側)が痛くなるものを“バックハンドテニス肘”といい、小指側(手のひらを上に向けた時の内側)が痛くなるものを“フォアハンドテニス肘”または“ゴルフ肘”といいます。“ゴルフ”とつくのは後者ですが、ゴルファーにはどちらも起こりえるのが実情です。
手首を持ち上げる筋肉は手首の甲側に始まり、肘の外側で終わります。手首を曲げる筋肉は手首の手のひら側に始まり、肘の内側で終わります。ボールを打つという動作はプロゴルファーの言葉をお借りすれば、両手の協調運動・同時に動く運動だそうです。が、インパクトの瞬間どうしてもプロではない人間にとってはその不均衡が起きるのでしょう。不均衡が繰り返されることにより、手首の甲側に力が入りやすいプレーヤーは肘の外側に痛みを生じ、手首の手のひら側に力が入りやすいプレーヤーは肘の内側に痛みが起きるわけです。
痛みが非常に強い場合はまず休養をとるのが重要です。痛み止めの飲み薬はかなり有効で、シップや塗り薬の併用も有効です。それらで効果がない場合は☆副腎皮質ステロイド☆という薬を局所麻酔剤にまぜたものの注射という方法もあります。ただしせいぜい注射は3回まででとどめるべきです。お恥ずかしい話ですが、数ヶ月前自分も肘の外側を痛め注射をしてみました。1度で劇的に痛みがなくなりましたが普通にゴルフを再開したらあっという間にまた痛くなってしまい再度注射をしました。注射後の管理が重要と痛感した次第です。
薬・その他でうまく痛みが治まったときは道具の変更が有効です。特にスチールシャフトの方はカーボンシャフトへ変更すると肘への衝撃が激減します。さらに日常的には、肘をしっかり伸ばしたまま、反対側の手を使って手の甲を自分に向ける、逆に手のひらを自分に向けるストレッチが推奨されています。直径3〜4cmの棒の中心に400〜500gのウエイトを80cmほどぶら下げ、手のひらを下に向けて両手で棒の両端を握り巻き上げるエクササイズを1日おきに5分ほど行なうのは予防と筋力アップに最適です。
☆副腎皮質ステロイド☆
腎臓についている副腎という器官より分泌されるホルモン。生命維持に不可欠なホルモンですが、抗炎症作用・抗免疫作用・抗ショック作用などがあり様々な疾患に用いられる。筋や腱の痛みをとるのに有効だが、繰り返す使用で逆に筋・腱の断裂をまねくこともある。 |
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