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HOME > コラム(院内だより) >  VOL.18 白い巨塔と医局制度

財前教授が医局に入ってくると医局員が全員立ち上がってあいさつをする。本当かなぁと思いますが、半分は本当で半分は虚構です。そもそも医局とは”医師が集まっている所”という意味です。(薬が集まっている所は薬局ですね)

現在、医局という言葉には2つの意味があります。

1つは、大学病院や総合病院などで医師が詰めている場所という意味。もう1つは、教授を頂点とする医療の研究・臨床・教育・人事を含めたピラミッド構造です。当然私もそのピラミッド構造のまん中から少し上くらい(?)の位置にいました。このピラミッド型の医局は実は会社組織の構造と全く同じです。〇〇付属病院とか〇〇病院というのは いうなれば会社の支店と同じですから、当然人事その他は本院(本社)に握られています。教授=社長です。

現在、国立大学医学部から少しずつ医局制度を廃止する動きがあります。もう日本中でこの制度がなくなると・・・。まず、病院は大きく分けて3つあります。大学病院とその関連の病院(県立病院や私立病院も大学関連病院です。理由は働いている医師は大学医局人事によるもので、その病院に就職試験を受けて入っているわけではないからです。)個人病院(その中にはチェーン展開しているところもあります。)そして、個人診療所です。都市からかなり離れたところ、いわゆる僻地の医療機関は村立であったり郡立であったり公的性格の強いところが少なくありませんが、たいていは大学医局との結びつきがあります。

医局制度がなくなるとそういう病院への医師の供給が途絶え、僻地に医師がいなくなるといった困った状況になります。明治以来少しずつ築かれてきたこの構造は簡単に壊せるものではなく、また壊れるものでもないと私は思います。大学医局制度に対して賛否両論ありますが、早急になくすべきではないと思います・・・

しかしながら財前教授はやっぱ田宮二郎ですね。

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