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当院では、皆様がご承知の通り、膝の痛み(変形性膝関節症)や腰の痛み(変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう)や腰椎椎間板症(ようついついかんばんしょう))に対して、グルコサミンを使っております。
その目的は、それぞれの関節に存在する軟骨組織の修復です。それ以外に、最近、順天堂大学医学部生化学長岡教授らの研究により、次の2つの効能があることがわかりました。
まず1つは、全身の炎症を抑える抗炎症作用があるということです。体の中で炎症が起きると血液中の白血球、その中でも特に好中球が増加します。その状態でグルコサミンを使うと明らかに好中球が減少するのです。つまり、炎症がおさまるのです。
事実、膝が悪い方で特に膝に水がたまる場合、実はこの水が炎症の産物なのですが、かなりの率でグルコサミンを使うことで水がたまらなくなります。
次に2つめは、血小板凝集抑制(ぎょうしゅうよくせい)作用があるということです。わかりやすく言えば、血小板同士がくっついて血栓(けっせん・・・小さな血のかたまり)を作ることを予防し、血液をサラサラにするということです。
現在、当院では、動脈硬化を判定する器械を設置しておりますが、それによって動脈硬化と判定した際に、固く狭くなった血管の中を流れる血液の抵抗を少なくするためにグルコサミンを使っております。
当院で使用しているグルコサミンの原料は、エビ殻です。エビ殻は、東南アジアで水揚げされ、その後中国で粗グルコサミンにしたものを輸入し、全て鳥取県境港工場で再精製して不純物を取り除いております。
では、エビ殻を食べれば効果はでるのか? それは”否”です。
理由は、人の体はエビ殻をグルコサミンまで分解する酵素を持ち合わせていないからです。ですから、グルコサミンはグルコサミンとして取り込まねばなりません。
最後に、残念ですがあのおいしい”身”の部分は全く入っておりません・・・。
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