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(彼はこのためにワールドカップ代表に選ばれなかった!)
血液が小さな塊(血栓)となり、肺の血管につまって呼吸不全に陥ることを肺血栓塞栓症といいます。飛行機のエコノミークラスに行儀よく長時間座っていることで下半身に血液のうっ滞を来し、その結果血栓ができ現地到着とともに歩き出すことによって血栓が肺の血管につまってしまうのがいわゆるエコノミー症候群です。ビジネスクラスやファーストクラスに乗っていてなっても『エコノミー症候群』といいます。
肺血栓塞栓症は、深部静脈血栓症に伴う急性肺動脈血栓症のことです。深部静脈とは、皮膚を介して見えない筋肉の中や骨に沿ってある静脈です。飛行機内は約1万mの高度を飛行中の場合、機内の圧力は大気圧より低圧で0.7〜0.8気圧に設定されています。また、酸素濃度も稀薄です。
実際の発症頻度は非常に低いものですが、糖尿病や高脂血症などに飲酒などが加わりさらに機内ではほとんど体を動かさず、さらに低湿度・低酸素・不十分な水分補給などさまざまなことが関わって脱水症を来したり静脈での血液の流れが遅くなったりして肺血栓塞栓症になると考えられています。
かつて、肺血栓塞栓症というのは手術後の長期臥床により起きる欧米人に特に多い疾患で、日本人には稀とされていましたが、食生活の欧米化により日本でも手術後にこの病気になり患者さんも医者も大変な思いをすることが今日ではめずらしくなくなっています。
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