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  HOME > コラム(院内だより) >  VOL.10 健康長寿を目指す

生物の長寿は、遺伝子によりあらかじめ決められています。しかし、いろいろなストレスやその他の後天的・外的要因によっても細胞・組織が傷害され、老化が進みます。これらの変化は、内分泌機能をつかさどる臓器にも及び、その結果、老化が進むことも判明しています。

最近、加齢に伴う成長ホルモンの低下が問題視されるようになってきました。
成長ホルモンは、小児から思春期にかけて骨や筋肉、性腺などの発育を促しますが、成人・高齢者でもそれが重要であることがわかってきました。

成長ホルモンの分泌は、思春期をピークに減少し、50〜60歳代になるとピーク時の3分の1以下に減少します。分泌が激減していく中高年期は蛋白合成作用が弱まり筋肉が減る一方で、脂肪分解作用が弱くなって脂肪組織が増加します。その結果が、いわゆる「中年ぶとり」です。これは単なる飲みすぎ、食べすぎ、運動不足の結果ではなく成長ホルモン分泌低下が関係しているのです。
この成長ホルモンは、骨密度と筋肉量に大いに関連しています。

では、この分泌低下状態に成長ホルモンの注射をしたらどうなると考えますか?
@背が伸びる   A体重が増える   Bどれでもない
答えはBです。高齢になるほど遺伝子は傷つきやすく、成長ホルモン注射はそうした遺伝子を活性化させるので発癌性が高くなります。

では、どうしたら良いのでしょうか。重要な手段の1つが運動、それも負荷をかけた筋トレです。散歩や、プールの中の歩行程度では全く足りません。負荷状態での筋力運動が大切です。骨量が減少する年代では筋力をつけることは姿勢を良くし、何より転倒を予防することができます。

これから陽気も良くなりますので当院リハビリ室を十分にご活用下さい。

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