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菅原整形外科 〒270-2221 千葉県松戸市紙敷458
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菅原院長のコラムです。
受付横のカウンターに印刷された「院内だより」が置いてありますので、お気軽にお持ち帰りください。
昨年、今年とあまり騒ぎになりませんが、一昨年はエチゼンクラゲの大量発生による漁網の被害がよく報じられておりました。エチゼンクラゲとはものの本によりますと、直径が2メートル重さ150キロにまでなるものがあり、東シナ海から黄海、日本海へと分布する大型クラゲのことです。1958年にはエチゼンクラゲが津軽海峡まで漂い、機雷と間違えられて青函連絡船が運航中止となったことまであるそうです。大量発生の原因は、産卵地である黄海沿岸の開発進行による富栄養化や地球温暖化による海水温上昇などと言われています。北京オリンピックのための開発及びそのための廃液が東シナ海に流入して黄海沿岸の温度が上がったという人もいます。実際、北京オリンピック後はその大量発生の話を聞きません。食べてもあまり食感が良好ではなく、あまり食用にはむかないため、大量発生したこのクラゲ処理にいろいろ知恵を出し合っています。エチゼンクラゲ入りアイスクリームなんてものもあるそうですが、エチゼンクラゲから抽出した“ムチン”という物質をヒアルロン酸に添加すると膝の骨の表面の軟骨が減ってしまった変形性関節症に有効で、かつエチゼンクラゲの処分にも役立つという報告が関東の某大学医学部整形外科からありました。ムチンとは、古くから動物が分泌するネバネバ物質のことを意味し、牛や羊のヨダレはその好例です。このムチンは極めて分子量が大きく、粘性が高いため単一の結晶物質とすることが極めて困難ですが、その粘性が高いという特性を利用するとヌルヌルしてよく滑ります。つまり潤滑剤としてよく働き粘膜や物質の表面を保護することが可能になります。ですからヌルヌルの先駆者であるヒアルロン酸にさらなるヌルヌルを追加することで、もう膝の中はツルツル・テカテカという状態になることでしょう。実際、私たちの唾液の中にもかなりの量のムチンが含まれています。もし、私たちの唾液にムチンが含まれていなかったら・・・。1年365日、三度三度の食事の時には必ず山芋をすったトロロがないと、とてもノドが通りません。おまけに食後の不精がたたるといつも口のまわりを痒くしていなくてはなりません。
ところで、エチゼンクラゲはその体の90〜95%が水分です。ですから大量発生したエチゼンクラゲの有効利用として日本中にゆきわたる量のムチンを抽出するには、日本海の半分を埋め尽くすほどに大量発生したエチゼンクラゲがいないととても間に合わないといわれています。
(Wikipedia、 新・医学ユーモア辞典 より一部引用)
(つづく)
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